この度ずっと手を出していなかった、ネット銀行の口座開設。ネット銀行と言えばとりあえず有名なのは楽天銀行だと思い、早速口座開設に申し込みました。
今回は、そもそもネット銀行とは?の話や銀行同士の手数料や金利の比較、最後に私が開設した楽天銀行のデメリットについて紹介します。
私と同じく昭和生まれでネット銀行がよくわからず、未だ手を付けていないという方はぜひチェックしてみてください。
目次
そもそもネット銀行とは?どんな方法で入金したり振込むの?

昭和のオンナ過ぎる質問で申し訳ないのですが、そもそもネット銀行って何なのか、何のメリットがあって、入出金はどうやって行うの?今回、仮想通貨たるものに挑戦しようと思い立ったのですが、口座開設前にそもそもこの疑問にぶち当たりました。
ネット銀行ってそもそも建物がない、架空の銀行なんだよね?それって何なん?つまり一体どうなってんの?と。
ネット銀行と一般的な銀行の違い
ネット銀行と一般的にいう銀行の違いや特徴を調べたところ、大きな差はこういった部分でした。
- 入出金は提携先のATMで行う
- すべての取引を24時間365日インターネット上で行う
- 店舗がない(コールセンターはあり)
- 通帳がない(PDFなどでダウンロードできる場合もある)
- 各種手数料が安いところが多い
- 金利が高い場合が多い
- 着金のタイミングが早いことが多い(翌営業日まで待たなくても良い)
- 独自の特典が付くこともある
一長一短という感じですが、時間や曜日、店舗までの距離を気にせずに取引ができる点は結構なメリットですね。
ちなみにログインパスワードやIDを忘れたという最悪な事態に陥ったとしても、コールセンターで本人確認ができれば対応してもらえるようです。

あるあるだけど、コールセンターって全然つながらないよね。
ネット銀行の振込など入出金の方法
私たちがよく銀行にお世話になるのは、入出金や振込でしょう。店舗を持たないネット銀行では、基本的にその会社が提携しているATMを経由して取引を行います。
たとえば楽天銀行の場合、以下のATMで入出金が可能です。
- セブン銀行
- ゆうちょ銀行
- イオン銀行
- PatSat
- みずほ銀行
- 三井UFJ銀行
- E net(出金のみ)
- VIEW A LUTTE
- ローソンATM
ネット銀行によっては提携先が少ないこともありますが、楽天は割と家近辺のATMで不便なく利用できそうなイメージです。
楽天銀行含む大手ネット銀行のATM手数料や無料回数、金利を比較

ネット銀行は手数料が安いと聞きますが、実際に他社と比較してどこがどの程度安いのかを見ていきましょう。
ここで比べるのは大手のネット銀行同士です。
- 楽天銀行
- GMOあおぞら銀行BANK支店
- 東京スター銀行
- SBJ銀行
- ソニー銀行
- auじぶん銀行
- 住信SBIネット銀行
- イオン銀行
よく比較されるのは上記8つの銀行でしょう。
ATM手数料や振込手数料・無料回数の条件などを比較
ネット銀行の手数料は、高いところで500円台。ただ「〇回までは無料」としているところも多く、「最大20回」などと回数が多い場合は、預金残高などの会員レベルが最高ランクであることが条件となっているケースがほとんどです。
銀行名 | 貯まる ポイント | ATM手数料 (入金) | ATM 手数料 (出金) | ATM無料 回数(月) | ゆうちょ 銀行間の手数料 | 振込手数料 (他行) | 振込 最大無料 回数条件 |
楽天 | 楽天 ポイント | 220円or 275円 3万以上無料 | 220円or 275円 | 最大7回 開設後2カ月目 まで3回 | 出金275円 入金275円 (3万以上 無料) | 最大3回無料 以降145円 or168円 | 給与や年金等 の口座指定or スーパーVIP |
GMO あおぞら | – | 無料 | 110円 | 最大20回 | 無料 | 最大20回無料 以降157円 | 預金500万 以上など |
東京スター | – | ゆうちょのみ の為無料 | 110円or 220円 | 最大8回 | 入金無料 出金8回まで無料 以降110円or220円 | 最大3回無料 以降330円 5万以上550円 | 取引明細書を 郵送しない |
SBJ | – | 110円 | 110円 | 最大10回 | 入出金 計3回まで無料 以降110円 | 5回まで皆無料 最大20回無料 以降330円 | ダイヤモンド ランク |
ソニー | ANA マイル | 無料 | 無料 | 最大4回 | 入金無料 出金4回まで無料 以降110円 | 1回まで無料 以降110円 | – |
auじぶん | Ponta | 110円or 220円 | 110円or 220円 | 最大11回 | 入金 1回まで無料、 以降220円 出金 プラス1 220円 プラス2~5 1回まで無料、 以降220円 | プラス3 最大1回無料 プラス4 最大8回無料 プラス5 最大15回無料 それ以外99円 | じぶん プラス5 |
住信SBI | – | 110円or 無料 | 110円 | 最大20回 | ランク1 2回まで無料、 ランク2 5回まで無料、 ランク3 10回まで無料、 ランク4 20回まで無料、 以降110円 | 最大20回無料 以降77円 | ランク4 |
イオン | WAON | 平日無料、 110円or 220円 | 平日無料 (時間制) それ以外 110円or 220円 | 最大5回 | 132円 | 最大5回無料 以降220円 | プラチナ ステージ |
老若男女問わず親しまれている「ゆうちょ銀行」間の手数料を見てみると、入金は無料で出金に110円~お金がかかるという銀行が多いです。
ネット銀行の金利の比較(普通預金・定期預金)
次に、ネット銀行の金利を比較してみましょう。
金利はGMOあおぞら銀行が圧倒的に高いです。最大金利は0.2%。ただし変動制をとっているため、毎日金利が変わる点には注意が必要です。auじぶん銀行も普通預金の場合は最大0.2%ですが、アプリとの連携など3つの条件を揃えなくてはいけません。
一方、楽天銀行は楽天証券(マネーブリッジ)と連携することで通常0.02%の金利が0.1%まで上がります。
将来的に投資を考えている方には楽天銀行は良い機会かもしれませんが、定期預金を検討している場合は、他社のほうが満足度が高い可能性もあるのでよく吟味しましょう。
楽天銀行は口座開設から2か月目まではATM手数料が3回まで無料

楽天銀行では、口座開設月と翌月から2ヶ月目までは、無条件でATM利用手数料が月3回までは無料となっています。
新規口座開設にはある程度の日にちがかかるため、楽天銀行の口座を開設するなら月初がおすすめです。
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ゆうちょ銀行の本人名義口座からの入金手数料が0円だったサービスは終了
以前、楽天銀行では所定の登録手続きをすることで「ゆうちょ銀行本人名義口座からの入金」や「ゆうちょ銀行本人名義口座への振込(出金)」が無料でした。が、そのサービスは2022年3月に終了することが決定しています。3月26日が最後の処理になるとのこと。
今後は、ゆうちょ銀行の本人名義口座への振込には手数料が168円かかるようです。
楽天銀行のデメリット

楽天銀行のデメリットを書くとすれば、以下の項目だと思います。
ここでは、ネット銀行ならではのデメリット+楽天銀行ならではのデメリットをまとめてみました。
- 窓口で接客してもらえないので、緊急時に駆け込むことができない
- 通帳がないので、ネット環境がないと額が把握できない
- ログインIDやパスワードをしっかり管理しないといけない
- ATM利用手数料、振込手数料が他社と比べて高い
- 預金残高が少ないなどランクが低いと手数料の無料回数が少ない
- 楽天証券と連携しない限り金利は他社に劣る場合もある
- デビット機能付きキャッシュカードかクレジット機能付きしか選べない
そもそもネット銀行というものは店舗がないので、楽天銀行にかかわらず、ネット銀行の場合は今まで以上にログインIDやパスワードの管理は厳格にしなければいけません。ただ、万が一忘れてしまったというようなトラブルに見舞われても、コールセンターで対応してもらえます。
楽天銀行はよっぽど預金しない限りは手数料が高くつく可能性があるため、計画的に利用しなくてはいけません。もちろんメリットもあり、給料の受取や振込、口座振替でもポイントが貯まるのは楽天ならではですし、貯まったポイントは、振込手数料やデビットカードの支払い、外貨預金の預入れに利用することが可能です。
楽天カードを愛用している人にとっては、はじめてのネット銀行にはなじみのある楽天を選ぶことで安心感も得られるでしょう(←私のこと)。
楽天カードを愛用している人で新規口座開設なら、まずは楽天銀行を選ぶといいかも
月に何度も入出金や振込を利用するという場合は、楽天銀行を選ぶとかえって手数料で高くとられる可能性がありますが、とりあえずネット銀行たるものに手を出してみたいという方で楽天カード愛用者の場合は、まずは楽天銀行に口座を開設するといいかもしれません。
私もそうなのですが、普段から楽天ポイントを貯めている側なので、なんとなく安心感がありますしね。
ただ手数料や金利が気になる…と躊躇される方は、どちらもお得なGMOあおぞら銀行がおすすめです。
楽天銀行の口座開設の手順は、以下の記事を参考にしてください。実際の画面をアップしているのでイメージしやすいと思います。
