ランドセルって良いものじゃないの?これが私の本音です。ランドセルが背中や肩に当たって痛い、腰や首が痛いなんて、親世代にはなかったこと。最近の小学生は教科書やタブレットが重すぎてランドセル症候群になっているそうです。
娘は最初はが痛いと言い、今度は「ランドセルが腰に当たるから痛い」。今回はそんな娘にパッド対策第二弾として、腰クッションを作ってみました。対策として正しいランドセルの背負い方も紹介するので参考にしてください。
目次
ランドセルが肩や首、腰に当たって痛い。背中にあざができる子供も…
近年、小学校ではタブレット学習が始まり、もともと重いランドセルの中身がさらに重たくなっています。それによって首や肩への負担、さらには腰痛や背中にあざが出る子供まで増えているそうです。
1年生の時は「ランドセルの肩が首に食い込んで痛い」だし、今回はランドセルのフチ部分が、腰に当たって食い込んでくるから痛い」。なんなの、このランドセルってやつは!!
…いや、でもきっとランドセル職人さんだって、まさかこんな風に思われるなんてことはこれまでなかったはず…。私の世代ではこんな話聞いたことがなかったもんなぁ。やっぱり教科書などなど、重たいものを持たせ過ぎなのではないでしょうか。うん、持たせ過ぎなんだよ、学校さんよ。ママたちだって段々ひねくれてくるんだからねっ。
それでも日本ではまだまだランドセルが浸透しているので、任意ではあるけれど、持って行きたいと子供が言うからには親が対策をしてあげなければいけません。重い腰をあげて頑張りますか…。
6割の子供がランドセル症候群で体が痛い!小学生のアンケート結果
ところで、創業74年のランドセル型リュック、水泳用品メーカーで有名なフットマーク株式会社が、小学1年生から3年生まで1,200人を対象にアンケートを実施していたって知っていますか?
その結果、6割の子供が体に負担を感じていて、ランドセルの重さを理由に学校に行くのを嫌がった経験があるとのこと。3人に1人が、です。これって大問題ですよね?!

私の娘も「肩が痛いから学校行きたくないな…」と言ったことがありましたけど…。まさに通学ブルーだったんですね。
ちなみにランドセルが重たいと感じている子は9割です。本っ当…当たり前だっつーのね。段々腹が立ってきました(短気は損気なんだけど)。
子供のランドセルの重さは大人が2Lペットボトルを6本もつのと同じ
これもまたフットマーク株式会社の資料なのですが、小学校低学年のランドセルの平均の重さは3.97キログラム。実際はそれ以上の重さの子も多いです。
体重25キロの子供が3.97キロのランドセルを背負った場合、体重80キロの大人が2リットルのペットボトルを6.4本持つのと同じ重さになるとのこと。…虐待か?!またまた怒り心頭です(やはり短気、でもこれは損気)。
この実態を国民に知らせて謝罪しろ!こんにゃろ文科省!!!って私が言ってもしょうがないけど、やるせない…。子供が可哀想でなりません。
ランドセル用の腰クッションを作ってみた。簡単な作り方
ランドセルが腰にあたって背負うたびに痛いということなので、そんな娘のために腰クッション(腰パッド)?を作ってみました。
キルティングに薄いスポンジを入れて弾力アップ
あれもこれもとパッドだらけのランドセルになってしまうので、せめて色を統一しないと「つきはぎみたいになる(←たとえが昭和)」と思い、去年作った肩ベルトカバーと同じ生地で作ることに決定しました。いや嘘です、生地が余っていただけです(笑)。
もともとキルティング生地なので何もしなくてもまぁまぁ弾力はありますが、そこにさらに薄いスポンジを入れることにしました。スポンジシートは厚さ4ミリくらいであればダイソーにも売っています。


スポンジが厚めの場合は、カッターで真ん中に薄く切り込みを入れると折り曲げやすくなりますよ^^
生地を長方形の袋状に縫う
私はずぼらな性格なので、メジャーで寸法を細かく図ることはせず、ランドセルの幅より大きめの長方形にざっくりと生地を切りました。
切った生地を2つに折りたたみ、短い方の一辺を残してあとは縫ってしまいます。縫ったら生地を表面にひっくり返して長方形にカットしたスポンジを生地の真ん中にイン。



生地の両端にはボタンを付けるつもりだったので、スポンジは両端の生地を1センチ位残して真ん中に設置し、あとでスポンジがずれないように、接着剤を薄くスポンジに塗ってから入れました。
スポンジを設置したら、最後の一辺を縫って袋を閉じます。
生地の両端にスナップボタンを付ける
生地の両端が飛び出てあまるので、スナップボタンを2つずつ縫い付けてみました。マジックテープにしてもいいのかもしれません。

平ゴムを縫い付けてランドセルに引っ掛ける
ボタンで生地の両端を留めるだけではランドセルに固定されないので、生地の5か所に平ゴムを縫い付け、ランドセルに引っ掛けて固定することにしました。



生地の腰に当たる部分に平ゴムを3か所、またランドセルの底の金具の近くに2か所縫い付けました。
平ゴムを引っ掛ける位置はランドセルによって変わると思うので、参考までにご覧ください^^
これでようやく完成です!見た目は悪いけど…やったどー!(←取ったどー!的な)


小学生の親必見!正しいランドセルの背負い方
ランドセルの負担を少しでも減らす第一歩として、まずは正しいランドセルの背負い方を知っておくことが大切です。
ランドセルの背負い方なんて、専門店で購入しない限りは教えてもらうことがないのではないでしょうか。
私はまさか子供がランドセルで悲鳴をあげるとは想像もしていなかったので、こんなことになるならもっと早く調べておくべきだったと後悔しています。
肩ベルトの長さを調整して背中にフィットさせる
ランドセルって一人で背負うものだから、持ち手の長さ(肩ベルト)が長いほうが楽ですよね。ただ持ち手が長いと背中とランドセルの間に大きな隙間ができてしまい、腰に余計な負担がかかるそうです。
とは言え、一人で背負うから長さが短いと背負い辛いんですよね。可哀想に思いながらも、娘の肩ベルトを1段階短くしました。
うーん。そこまでして頑張る必要あるか?!と思ってしまう私です(笑)。でも娘はみんなランドセルだから、やっぱりランドセルを持ちたいらしい。切ない…。
肩とランドセルのカバーのてっぺんが同じ高さが確認
横から見た時に、ランドセルの肩の高さがランドセルカバーのてっぺんと同じ高さになっていることも大事なポイントです。

ランドセルのカバーの上部が肩より下の位置にあると重心が下側になり、ぐらぐら揺れてバランスがとりにくくなるそうなので気を付けましょう。
ランドセル症候群の子供を守るために親ができること
重過ぎるランドセルで子供の体がゆがむ。この現状を乗り越えるために、私たち親ができることを考えてみました。
正しいランドセルの付け方や、肩パッドや腰クッション以外にもできることをあげてみます。
教科書など置き勉できないか担任に聞く
置き勉ができるのとできないのでは全然違いますよね。うちの小学校では、国語と算数、図工以外の教科書の置き勉は認められています。
国語も算数も、持って帰ってきたところで勉強に使わないのにな~と思いますが、中には置き勉禁止の小学校もあるようなので、まだマシなのかもしれません。
もしお子さんの小学校が置き勉禁止という場合、担任の先生にもう少し何とかならないのかを聞いてみるのも一つの手です。
給食袋や読書の本を学校に置いて帰れないか担任に聞く
置き勉だけではなく、毎日使う給食袋や学校で借りた本などもできれば置いて帰りたいところですよね。うちの小学校では、給食袋は汚れた時以外は週末に持ち帰るのでもOKになりました。
また朝読書という時間があり、登校してからの朝の時間を、持参した本や学校で借りた本を読むことになっているのですが、それも置いて帰っていいことになりました。
タブレットは家のパソコンで代用できないか担任に聞く
娘の小学校では、いつ学級閉鎖になってもいいようにと、タブレット端末の持ち帰りを毎日実施することになっています。「いやいや、いらないから!」と思うのですが、それが学校のルールなのだそう…。
我が家は学校から結構遠い場所にあり、娘にとってタブレット端末の持ち帰りはかなりの負担です。そこで、担任の先生に家にあるパソコンで代用してはいけないものかを聞いてみたところ、あっさりOK。
なんと他にも2~3人、そうしているクラスメイトがいるとのこと。それなら早く言えよと思いましたが、言われないと気付かない先生もいるんですよね。
学習用の学校コードなどを教えてもらって、問題なく家のパソコンから学校の授業用ページにアクセスできました。
それからというもの、娘はタブレットの持ち帰りを免れています。やっぱり、言ってみることって大事だと思います。
ランドセルによる腰痛に悩む娘にクッションを入れた結果
今回娘のために腰クッションを作ってみましたが、結果、かなり良かったです。娘に付けてもらったら「全然違う!!」と感動してくれました。ありがとうございまーす!!
お子さんがもしランドセルで腰を痛めているという場合は、ぜひ手作りクッションを検討してみてくださいね。また、ランドセル型リュックのラクサックを試してみる価値も大です。詳しくは以下の記事を参考にしてください☆
ここまで読んでくださり、ありがとうございました^^
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